サッカー小学生年代、上達のコツ【第18話】:ドリブルの基礎練習「ジグザグドリブル」
こんにちは!
前回は、チームレベルが上がっていくにつれ、レベル差についていけずに毎回のように泣かされて、ついに「行きたくない」症候群を発症してしまった長男。「このままではまずい!サッカーが嫌いになってしまう!」悩んだ末に、親子で特訓することを決断するまでのお話をご紹介しました。
まずは、現状の課題である「基礎技術」を長男の好きなドリブルを中心に。この先の長男のサッカーのサポートでは「ドリブル+○○」のように同時に別のスキルを覚えれるようにするには…と、色々志向を巡らせていくようになります。
それではどうぞ!
サッカードリブル基礎:「ジグザグドリブル」の特訓
「ジグザグドリブル」とは、インサイドとアウトサイドで交互にタッチし、左右に素早く切り返しながら進むドリブル技術になります。
まずは、基礎!以前、まっすぐドリブルはやっていたので、とりあえず次は「ジグザグドリブルでもしとくかー」みたいなノリでした。
が!…基本技術と思って侮ることなかれ!
ドリブラーに必須な”足首の鍛錬”に非常に有効です。
思い出してみてください…
あなたのお子さんが今、あこがれている選手を!あなたにとってアイドルだった選手を! 子供にとってあこがれの選手って大体ドリブルが上手!そんな個性豊かで魅力的な選手って、”足首の動かし方も独特”だったりしませんか?
以下に「ジグザグドリブル」による”足首への効果”をご紹介!
足首の柔軟性向上: ジグザグドリブル中に細かく方向を変えるため、足首の柔軟性が必要です。繰り返し練習することで、足首がスムーズに動くようになり、ボールコントロールが向上します。
足首の安定性強化: ドリブル中の急な方向転換やストップ&ゴーの動きは、足首の安定性を高めます。足首が安定していないとバランスを崩しやすいため、この動きによって足首の筋肉が強化されます。
筋持久力と瞬発力の向上: 繰り返し足首を使うことで、足首周りの筋肉が鍛えられ、長時間のプレーでも疲れにくくなると同時に、素早く反応する力も強化されます。
ボクサカ流:「ジグザグドリブル」でドリブラーの基礎を掴む
ここでボクサカ流特訓の極意!
”必ずゴールを置きシュートで終わる!”
「え~、質問です長男くん!サッカーの最終的な目的って何ですか?」
えーと…ゴ
ハイ!ゴールです!
(言おうと思ってたのに…)
個人練習の特訓って一人か二人。もしくは、数人の少ない人数で行いますよね?その際に気を付けたいのが、課題である ”手段の練習に注視しすぎないこと” です。要するにゴールという目的のために○○をやる!これを忘れずに練習内容を考えること。私はノリでやることが多かったですが、ゴールは必ず意識させてました。当たり前の事ですが、意外と忘れがち。
ということでやっていくぅ!
マーカーや、コーンをまっすぐ並べて「ジグザグドリブル」で抜けたら指定したポイントでシュート
コツは
- 顔を上げてゴールを関節視野に入れること(意識するだけでも違う)
- 常に対象物より先を見ること
- 細かいタッチや、少ないタッチで行うなど様々なタッチでやってみる
※少し行き過ぎたりしても、角度によって当てるポイントを調節できるように、自分で試行錯誤させる声掛けを心がけます。これが個性につながるポイントかと思います。
「ジグザグドリブル」をアレンジする
ここで、ボクサカアレンジ版をご紹介!
小慣れてきたら、「ジグザグドリブル」をした後のシュートポイントの前に私が入ります。
そして、ハリウッド俳優張りの絶妙な演技で、あたかもフェイントされて反応してしまったかの如く
予告せずに左右どちらかに移動。
子供はその逆方向にドリブルしてシュート。
大げさにやることで次のステップでやる、相手の重心の逆を取るドリブルのきっかけを作っておこうという狙いがあります。これもまた実験。
最終的にキーパーのようにジャンプとかやると、子供は「キャッキャ」笑って喜ぶでしょうw
∖練習メニューがたくさん!ぜひアレンジのネタに♪/
アレンジその2:「ジーグザーグドリブル」
コーンまたはマーカーを、図のように左右に広げて行うと切り返しの深い「ジーグザーグドリブル」になりますwネーミングはふざけてますが普通にやってました。
足首だけでなく、下半身や上半身の動きの連動が必要になるので、これもまたオモシロ練習です。長男はこれを足首で行い、特に”アウトサイドの切り返し”は独自性ある切り返しを手に入れる事に成功しました。
「ドリブルスキルは右脳に蓄積させて、左脳で使い方を理解したときに技が使えるようになるんだぜ?スッゲーだろー!」と知人に力説されたことがありますが、最新の神経科学では、脳の両半球が協力して機能することが一般的であり、サッカーのような高度なスポーツ活動では、技術の習得、反射、思考、判断などが全体的に脳の広範囲で行われることが分かっています。
一つの「ジグザグドリブル」という練習の中に、”様々な角度で行う事”や”追加要素”を加えることで、長男の脳みそちゃんをいっぱい働かせてついでにいろんな要素も覚えさせちゃえ実験です。
ネットや書籍に書いてあるトレーニングに、ちょこーっと”あなたなりのアレンジ”を加えてできちゃいますよね?
ほ~~ら♪考えるの楽しくないです~?
ウザいですか?|´꒳`*)チラ♥︎*。
でも、つまらない反復練習を楽しく身になる練習にできる方法となっていますので非常にオススメです!各家庭ごとにあなたの好みやお子さんの特徴に合わせ調整できるので面白いですよ?
まとめ:お子さんとの特訓を飽きずにやるコツ
いかがでしたか?「ジグザグドリブル」はドリブルの基礎練習ですが、工夫してやれば非常に有効な練習方法です。しかし、自主練は中々続かないですよね?ドリル系の練習なんてなおの事。
以下に、親子で行う自主練のコツを記します。
- 一人より二人、二人より三人(兄弟)
- 短い時間で一つの練習に色んな要素を取り入れる工夫
- 飽きないように競争を取り入れる
- おふざけ要素もいれて楽しくできる工夫
- 飽き始めたらスパッとやめて違う遊びをする
上手くさせたい思いが強すぎて、アツくなりすぎないように気を付けることが大事かと思います。
特訓は親子で楽しめる貴重な時間です!子供にとって嫌な時間にならないよう、楽しめるように工夫することが大事です♪
∖練習メニューの参考にと指導者やコーチが購入する場合も多いです♪/