サッカー小学生年代、上達のコツ【第31話】:足裏を使ったドリブルの落とし穴
こんにちは!
前回は、スペースを活かしたドリブル練習お話をご紹介しました。
スペースに運ぶドリブルといえば以前、長男の幼児クラスでの大会で、圧倒的なテクニックで無双していたチームメイトがいました。この無双していたスーパー君のプレースタイルが気になったので、その後もしばらく追ってみたかったんですが、他チームからの助っ人だったらしくその後は現れず残念…実験対象が…
そこで今回は、なぜこの子のプレースタイルが気になっていたのか。
その答えと、後述談をご紹介します。
それではどうぞ!
サッカー小学生低学年:こねるドリブル実は危険
YouTubeやテレビなどのメディアで、時折紹介されるいわゆる天才サッカー少年。
ボールタッチがものすごく上手くて、フリースタイルサッカーの様なテクニックを軽やかに魅せる足技を持っています。プレーの見た目も良いので子供が憧れる気持ちすごく分かるんですが、サッカーという”競技”を考えたときに、このプレースタイルが正解かと聞かれると少々疑問が残ります。もちろん天才少年はすごいですよ?
こんな天才少年を見て、
「足裏でこねるドリブルやボールタッチ、リフティングができないとだめだ!テクニックテクニックテクニックーーー!」
このようにお子さんや親御さんが意気込んで練習しても、実際やってみると習得するのに時間がかかる練習ばかり。しかし、天才少年は難しい練習を黙々と出来てしまうので、親は「何故うちの子はできないのか…」となりがち。
もう一度言いますが、習得するのに”時間がかかる”ので、子供が中々続かないのは普通のことです。
足裏を使ったドリブルが上手い子は以前長男のチームにもいました。当時は幼児クラスでしたので、コートも狭く、足裏を使ったドリブルに長けた子が無双。それこそ「天才だ!」なんて言われていましたが、その後に伸び悩んでしまい、チームでの評価も下がってしまいました。
足裏の個人技にあまりに特化してしまうと、中学年代では通用しなくなってしまいます。サッカーは、判断力やフィジカル能力、チームプレー、試合中のスピード感への適応など多様な状況への対応力が必要なスポーツ。
小学生時に、足裏を使ったドリブルやボールタッチ練習に多くの時間を使った選手で良く見るのが
- 中盤の選手
- キープはできるが、横か後ろにパスしがち(ゴールに直結するような決定的なパスが少ない)
- 良くも悪くも、プレーのスピードが遅い(持ちすぎる)
- 大きい選手、フィジカルが強い選手に潰される
中学年代では、上記の理由で評価を落としてしまいがち。
伸び悩む子はボールコントロール技術に偏りすぎている子が多いです。そもそもサッカーをやっている訳でフットサルではありませんし、ボールコントロールがゴールなわけではないですよね?
相手のゴールを意識できているかどうかで見えている視線の高さも変わってきます。ボールコントロールに意識が行き過ぎている場合、摂られないことがゴールになっているので自然と視線も下がり周りが見えなくなるという悪循環に陥ってしまう可能性があります。
必ずゴールを意識しましょう!
足裏を使ったドリブルは習得が難しいです。地道な練習が必要ななるので、自主練が苦手な子は違った角度から入ると良いかもしれません。
もちろん足裏を使ったボールタッチ技術はできるに越したことはありませんし、黙々と出来る子ならやって損は無いですが、お子さんの得意な事、好きな事、出来る事から伸ばす方が良いです!
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