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小学生サッカー育成ガチ編【第10話】足の速さはラダーで変わる?あの“俺様FW”がJ下部へ!

サッカー育成|大人しい長男の“ガチ化”成長日記

小学生サッカー育成ガチ編【第10話】足の速さはラダーで変わる?あの“俺様FW”がJ下部へ!

こんにちは!

「うちの子、サッカーは大好きなんだけど、どうも足が周りの子より速くなくて…」
「試合で、あと一歩が追いつけない、振り切れない…本人が一番悔しそうにしているんです」
「もっと速く走れるようになったら、あの子のサッカーはもっと輝くはずなのに…」

そんな風に、お子さんの「足の速さ」について、ちょっぴり悩んだり、もどかしい思いを抱えたりしている親御さんも、きっといらっしゃるのではないでしょうか。そして、お子さん自身も、「もっと速くなりたい!」と強く願っているかもしれませんね。

やっぱり「速さ」というのは、いつだって大きな武器になりますよね。
そして、足の速さへの自信は、プレー全体の積極性や、メンタル的な安定にも繋がります。

今日は、そんな「足の速さ」という、多くのサッカー少年少女とその親御さんが抱えるかもしれない課題、
そしてちょっぴりデリケートな「不安」に対して、もしかしたら希望の光を灯してくれるかもしれない、ある練習方法について、私が見たエピソードを交えながら、熱く語りたいと思います。

それは、「ラダートレーニング」です。

あの日の衝撃!練習前のラダーが“俺様FW”の運命を変えた?~ボクサカ目撃談~

あれは、私の長男が小学校3年生の頃だったでしょうか。

長男のチームに、一人、ちょっぴり「俺様気質」なフォワードの【我強 点取くん】という子がいたんです。
我強くん初登場の記事はこちら誤解のない様、言っておきますが素直で良い子です。

ドリブルもシュートも積極的で、才能の片鱗は感じるものの、足の速さに関しては、平均より少し速いくらいかな、という印象でした。

でもある時期から、その彼がチームの練習が始まる前、グラウンドの隅で黙々とラダーを使ったトレーニングを始めたんです。

親御さんがやらせていたのか、彼自身の意志だったのかは定かではありませんが、とにかく一生懸命、様々なステップを踏んでいました。その時は、「ああ、頑張ってるなぁ」くらいにしか思っていませんでした。

その後、我が家はチームを移籍することになり、
その彼とはしばらく顔を合わせる機会がありませんでした。

そして月日は流れ、6年生の時。
ある大きな大会で、偶然にも彼のいるチームと再会し、試合を観戦する機会があったんです。

ピッチに現れた彼の姿を見て、私は我が目を疑いました。

「え…!? あの時の”我強くん”か!?」
そこにいたのは、かつての面影を残しつつも、まるで別人のように爆発的なスピードを身につけた彼だったのです

ドリブルで相手を置き去りにする速さ、一瞬の動き出しの鋭さ、DFとの競争での力強さ…
どれをとっても、3年前の彼とは比べ物にならないほど成長していました。

そして試合後、彼の親御さんと少しお話しする機会があったのですが、
聞けばなんと、彼はその後Jリーグの下部組織への入団を勝ち取ったというのです!

あの練習前のラダーが、彼の運命を大きく変えるきっかけの一つになったのかもしれない…そう思わずにはいられませんでした。

これまで技術面ばかり目を向けていた我が家にとって、この出来事は、私にとって「ラダートレーニング」というものへの見方を大きく変える、衝撃的な体験だったのです。

なぜラダーで足が速くなるの?~地面をしっかり掴む!俊敏性とリズム感の魔法~

「ラダーでピョンピョン跳んでるだけで、本当に足が速くなるの?」

そう疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。もちろん、ラダーだけでいきなりオリンピック選手のようなスピードが手に入るわけではありません(笑)。

でも、ラダートレーニングには、「速く走るための土台」を作る上で、非常に大切な要素がたくさん詰まっているみたいですよ?

  • 地面を正確に、そして力強く捉える足の運びを養う!
    速く走るためには、地面からの反発力を上手く利用することが不可欠です。ラダーのマス目を意識してステップを踏むことで、足裏全体で地面をしっかりと捉え、力強く蹴り出す感覚が養われます。これが、一歩一歩の推進力を高めるんですね。
  • 細かいステップで、爆発的な俊敏性(アジリティ)をゲット!
    サッカーは、ただまっすぐ速く走るだけではありませんよね。急な方向転換、ストップ&ゴー、相手をかわすための一瞬の動き出し。ラダーは、こういった細かいステップワークを体に染み込ませ、爆発的な俊敏性を高めるのに最適なんです。
  • 魔法のリズム感と絶妙なバランス感覚が身につく!
    様々なステップをリズミカルに、そして正確にこなすことで、体全体のバランス感覚が向上します。このリズム感とバランス感覚は、スムーズで無駄のないランニングフォームを作り上げ、結果としてスピードアップに繋がるんですよ。
  • 眠っていた神経系を叩き起こす!特にゴールデンエイジには効果絶大!
    特に、神経系の発達が著しいゴールデンエイジ(一般的に9歳~12歳頃)のお子さんにとって、ラダートレーニングは非常に効果的です。脳からの指令を体に正確に伝える神経回路を刺激し、より速く、より正確に体を動かす能力を高めてくれます。

これらの要素が組み合わさることで、ラダートレーニングは、お子さんの「もっと速く走りたい!」という願いを叶えるための、強力な味方になってくれるのです。

「これを続ければ、少しでも速くなれるかもしれない!」

その期待感が、何よりも大きなモチベーションになり、
「足が遅いかも…」という不安を、自信へと変える原動力になるはずです。

我が家でも、長男だけでなく次男も、このラダーを広げると、遊び感覚でピョンピョンと楽しそうにステップを踏んでいましたっけ(笑)。

親子で楽しくステップアップ!今日から始めるラダー練習

さあ、ラダーの魅力が分かってきたところで、今日から親子で楽しく始められる、基本的なラダートレーニングのステップを3つほどご紹介しましょう!大切なのは、最初から完璧を目指さず、一つ一つのマスを丁寧に、そしてリズミカルにクリアしていくことです。

  • ステップ1:基本の「シングルステップ」~正確な足の運びをマスター!~
    1. ラダーの最初のマスに片足(例えば右足)を入れます。
    2. 次に、もう片方の足(左足)を同じマスに入れます。
    3. 右足を次のマスに進め、続いて左足も同じマスに進めます。
    4. これをリズミカルに、ラダーの最後まで繰り返します。
    • 意識するポイント:姿勢を真っ直ぐに保つ、腕をしっかり振る、目線は少し前を見る、一つ一つのマスを正確に踏む。
  • ステップ2:「ラテラルステップ(横移動)」~横の動きの俊敏性をアップ!~
    1. ラダーに対して横向きに立ちます。
    2. ラダーに近い方の足(例えば右足)を最初のマスに入れ、次にもう片方の足(左足)も同じマスに入れます。
    3. そのまま横移動で、右足、左足と順番に次のマスへ。
    4. ラダーの最後まで行ったら、今度は反対方向へ。
    • 意識するポイント:お尻が後ろに出すぎないように、低い姿勢を保つ、細かく速いステップを心がける。
  • ステップ3:「両足ジャンプ」~爆発的な瞬発力を養う!~
    1. ラダーの手前に両足で立ちます。
    2. 両足で同時にジャンプし、最初のマスに着地します。
    3. そのまま連続で、次のマス、その次のマスへとジャンプしていきます。
    • 意識するポイント:膝と足首のバネをしっかり使う、着地の衝撃を柔らかく吸収する、腕の振りも使って高く、遠くへ。

これらはほんの一例です。慣れてきたら、色々なバリエーションに挑戦してみるのも楽しいですよ!

YouTubeでも、ラダートレーニングを紹介している動画がありますので、トレーニングの参考にしてみるのも良いかと思います。

ラダートレーニングのメリット・デメリット

メリット

  • 走力・俊敏性・リズム感の総合的な向上: サッカーに必要な様々な「速さ」の基礎が身につきます。
  • 怪我の予防にも繋がる: 正しい体の使い方やバランス感覚が向上することで、怪我をしにくい体作りに役立ちます。
  • 場所を取らずに手軽にできる: ラダー一枚あれば、省スペースで効果的なトレーニングが可能です。
  • 継続することで自信がつく!: 「前より速くステップできるようになった!」「足が軽くなった気がする!」という小さな成功体験の積み重ねが、大きな自信へと繋がり、「足が遅いかも…」という不安を打ち消してくれます。
  • サッカー以外のスポーツにも活きる!: ラダーで養われる能力は、どんなスポーツをする上でも大切な基礎となります。

デメリット・注意点

  • ラダーだけでは「絶対速くなる」わけではない: ラダーはあくまで「速く走るための土台作り」の一つ。他のトレーニング(例えば、ダッシュ練習や筋力トレーニングなど)と組み合わせることで、より効果が期待できます。
  • 正しいフォームが大切: 間違ったフォームで続けてしまうと、効果が薄れるだけでなく、思わぬ怪我に繋がる可能性も。最初はゆっくりでも良いので、正しい姿勢や足の運びを意識しましょう。
  • 単調になりやすいので、飽きさせない工夫を: 同じ練習ばかりだと、どうしても飽きてしまいがち。音楽をかけながらやったり、親子でタイムを競争したり、新しいステップに挑戦したりと、楽しむ工夫を忘れずに!

まとめ

さて、今回はラダートレーニングがもたらす走力アップの可能性と、それがお子さんの心にもたらすポジティブな影響について、ボクサカ先生の目撃談も交えながらお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

冒頭でお話しした、あの「俺様気質だったFWのチームメイト」。彼が練習前に黙々とラダーに取り組んでいた姿。そして数年後、見違えるようなスピードと俊敏性を身につけ、Jリーグの下部組織への道を切り拓いたという事実。

もちろん、彼の成長はラダーだけによるものではないでしょう。日々の厳しい練習、強い向上心、そして何よりもサッカーが好きだという情熱。それらが全て組み合わさっての結果だと思います。でも、あのラダーでの地道な努力が、彼の「速さ」という才能を開花させるための、重要なきっかけの一つになったことは間違いないと、私は信じています。

もしかしたら、今日から始めるそのラダーの一歩が、数年後、誰も想像しなかったような大きな飛躍へと繋がるかもしれません。あの「我強くん」のようにね!

パパサカ
パパサカ

次回へ続く!

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