小学生サッカー育成ガチ編【第22話】:シュートが苦手だった長男の“得点率”が上がった!親子で熱中したゴールターゲット練習
こんにちは!
「あともう少し、シュートが枠に飛べばなぁ…」と、我が子のプレーに、ちょっぴりもどかしい思いで見守っているお父さん、お母さん、
ドリブルは得意だけど、シュートはちょっと苦手…。そんなお子さん、意外と多いのではないでしょうか。
何を隠そう我が家の長男も、小学校3年生の頃、当時の指導者から
「ドリブルは良いんだけど、シュートが課題だな」と、
はっきり言われてしまった経験があるんです。
この記事では、シュートに課題を抱えていた長男が、どのようにして困難を克服し、ついにはチームのセットプレーのキッカーを任されるまでになったのか。
その過程で、私たち親子が夢中になった、ゴールターゲットを使った超実践的な練習法と、そこで起こったちょっぴり(いや、かなり)悔しくも、嬉しい驚きの物語について、包み隠さずお話しさせていただきたいと思います。
それではどうぞ!

「シュートが課題」の一言から始まった、「精度」への挑戦
長男がまだ移籍前のチームにいた、小学校3年生の頃。
彼は当時からドリブルで仕掛けるのが大好きな少年でしたが、いかんせん体が小さく、痩せ型でした。
そのため、どうしてもシュートに力が乗らない。結果「シュートはキーパーに簡単にキャッチされる」なんてことが、日常茶飯事。

まずはパワー不足を補うため、親子でのキック特訓が始まりました。
体の使い方を工夫した「2軸キック」を習得。幸い、これで彼は強いボールが蹴れるようになり、大きな自信を手にしました。(2軸キックの記事はこちら)
しかし、次なる壁が立ちはだかります。そう、「精度」です。
強いシュートが蹴れるようになっても、それがゴール枠に飛ばなければ意味がありません。
親の私自身も個人技にはうるさい方でしたが、正直なところ、シュートに関しては大きな課題を感じていました。
そこで、「よし、親子で精度を上げる”勝負”しよう!」という事に。
(親子勝負についての詳細を書いた記事はこちら)

私たちは、よく公園のゴールや、フットサルコートを借りて、
「バー当て」や
「サイドネット限定勝負」をして、競い合いました。
でも、それだけだと、なんだか試合のリアルな感覚とは少し違うんですよね。
「もっと、試合で本当に点が取れる場所に、正確に蹴り込めるようになりたい!」
私たちはついに、あの「あれ」を購入することを決意したのです。
我が家の庭が“特設シュート練習場”に!2種類のターゲットとの出会い
私たちが選んだのは、練習の目的に合わせて使い分けられる、2種類のシュートターゲットでした。
その①:ゴール全体をカバー!4隅を狙う「フルフレームタイプ」
まず一つ目が、ゴール全体を覆うタイプのターゲットです。
このタイプの良いところは、ゴールの四隅、つまりキーパーが一番止めにくい「絶対に決めたい場所」に、物理的な的が設定されていること。
これにより、「なんとなくゴールを狙う」のではなく、「あの四角い穴を射抜く!」という、極めて具体的で高い集中力が求められる練習ができるんです。
サイズ展開のある商品なら、ご家庭のゴールにも合わせて設置しやすいと思います。。
その②:より高度な練習に!コースを極める「コーナーショットタイプ」
そしてもう一つが、我が家も購入した、ゴールの隅にだけ取り付けるタイプのターゲット。
こちらは、ゴール全体が開放されているので、より試合に近い感覚で練習できます。
そして、「今日は右上の隅だけを徹底的に狙うぞ!」といった感じで、特定のコースを反復して体に覚え込ませるのに最適なんです。
設置した瞬間、我が家の小さな庭は、一気にプロの選手が使うような、本格的なシュート練習場へと姿を変えました。長男の目が、これまで以上にキラキラと輝いたのを、今でも覚えています。
ちなみに、小学生は、難しすぎると飽きてしまいやすいため、ネットサイズは”大きめ”が良いです。
親の威厳、崩壊!?息子の“急成長”に驚愕した親子対決の日々
さあ、道具は揃いました。そこから、私と長男の、真剣勝負の日々が始まったのです。
「今日は四隅、全部に先に決めた方が勝ちだぞ!」
「コーナーショット、先に3回連続で決めた方が勝ち!」
練習は、驚くほど白熱しました。

正直なところ、初めのうちは、どっこいどっこい。
いや、むしろ私の方が、成功率は高かったんです。
「ふっふっふ、まだまだ父ちゃんの壁は高いぞ」なんて、心の中で得意になっていました(笑)。
しかし、その油断が、親としての私の威厳を崩壊させる序曲だったのです…。
コツを掴むまでの子供の成長スピードというのは、本当に恐ろしいものがありますね。
一週間、二週間と経つうちに、明らかに彼のシュートの質が変わっていったんです。

ボールが、的の中心に「バスッ!」と吸い込まれる回数が、日に日に増えていく。
そして、気づいた時には…あっという間に、私は彼に追い抜かれていました。


パパ、また俺の勝ちね!
誇らしげな顔でそう言う息子。
私は、

や、やるじゃん!(マジか…もう勝てないかも…)
嬉しいような、悔しいような、なんとも複雑な気持ちでした(笑)。
でも、そんな息子の急成長を間近で見られるというのは、親として、最高の喜びでしたね。
“狙って蹴る”自信が、彼をチームの「キッカー」へと変えた
このゴールターゲットとの出会い、そして親子での楽しい真剣勝負は、長男に計り知れないほどの恩恵をもたらしてくれました。
「ゴールの隅を、狙って蹴り込める」
特に、小学年代では大人に比べてまだ身長が低いため、上隅に蹴れる選手が点を量産している印象があります。この練習で上隅はもちろん、キーパーの肩口などを狙って蹴る細かい技術の習得にも大いに役立ちました。
この絶対的な自信が、彼のプレーを、そしてサッカー選手としての彼の立ち位置を、大きく変えたのです。
6年生になる頃には、チームで得点率上位をキープ。
彼の正確なキックはチームでも際立つようになり、ついに、フリーキックやコーナーキックを任される、セットプレーのキッカーに任命されるまでになりました。

まとめ
さて、今回はシュートが苦手だった長男が、チームのキッカーへと成長するきっかけとなった、「ゴールターゲット」との出会いをお話しさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
お子さんのシュート練習、「もっと精度が上がれば…」と感じている親御さんは、たくさんいらっしゃると思います。そんな時、ゴールターゲットは、お子さんのやる気に火をつけ、そして練習の質を劇的に変えてくれる、最高のパートナーになってくれるかもしれません。
「狙う」という具体的な目標を持つこと。そして、親子で楽しみながら、ゲーム感覚で取り組むこと。
その先に、お子さんの大きな成長と、自信に満ちた最高の笑顔が待っているはずです。

次回へ続く!