サッカー小学生年代、上達のコツ【第48話】:逃げるダブルタッチを教わる
こんにちは!
前回は、「声出しが苦手な長男」に対してコーチから指摘された事と、我が家が実際にした対策方法についてのお話をご紹介しました。気になった方は是非お読みくださいね♪
さて、本記事ではサッカースクールで「ダブルタッチ」を教わったお話をご紹介します。
「ダブルタッチ」はサイドアタッカーや中盤の選手にとってはもはや必須スキルと言っても過言ではないでしょう。
それではどうぞ!
∖カトテクさん直伝!ダブルタッチマスターになろう♪/
逃げるダブルタッチを教えてもらう
スクールは、ドリブルを上達させたい長男にとって、まさに最適な環境です。楽しいスクールの記事はこちら♪
スクールの名物コーチである良コーチが、この日はスクール生にダブルタッチを指導。
内容は、足元にしっかり収めながら重心ごと移動する
「逃げるダブルタッチ」
2つのコーンの間を一定の間隔で左右に繰り返す練習です。
正直なところ、私はこのタイプのダブルタッチを試合で使ったことがありません。
ですが、どんなことでも最初から否定的な目で見るのは避けたいもの。
親子とはいえ、それぞれの個性があります。

私には合わなくても、長男にはピッタリかもしれません。
そう思うと、どんなプレーに繋がっていくのか楽しみになりますねー♪
YouTubeで「逃げるタイプ」のダブルタッチ動画がないか調べてみたところ、パンダ兄弟さんの動画で紹介されていました。パンダ兄弟さんのコンテンツは優良やでー♪ありがたく使わせていただきます♪
それから改めてこの動画を見て、これから行う親子練習が間違っていなかった!と再確認できました
「逃げるダブルタッチ」が中々できない長男「ある特訓方法を閃く父」これならできる!
さて、ダブルタッチ練習が始まりました。が、長男は… ぎこちないどころか、まったく動きについていけない!

周りの子たちは次々とコツを掴んでるのに、長男だけが苦戦。
そのままコツを掴めずに練習終了してしまいました…
でも、もうそんなことでへこたれる親子ではありません!

せっかく自由に挑戦できるスクールで、自信を失うわけにはいかない。
「チーム活動」で自信をつけ、笑顔で楽しくサッカーできるその日まで!
ポジティブに、楽しく特訓あるのみ!
せっかく、スペースに運べるようになった長男。
次のステップは 「近い距離でのキープ」です 。
これができたら、さらにレベルアップ間違いなし!
ということで「逃げるダブルタッチ」 を取り入れることに決定!
またもや、一休さんばりにひらめいた特訓メニュー、いっちょ実践してみますか!

苦手な技術習得のコツ:「別の練習に組み込み、意識させすぎない工夫」

「逃げるダブルタッチ」を組み込む”ベース”となる「逃げるボールタッチ」
今までの親子練習は、「覚えたい技術一点に特化」してやってきました。
でも今回は、
「他の子ができているのに、自分だけできない…」

そんな状況に直面しました…こういう時、やってる本人は焦って意地になっちゃったりしません?
結果、焦る → 余計に時間がかかる → 沼にハマる…
大人である私達もそんな経験ありませんか?そんな長男みたいな悩みを持つお子さんのために、実験大好き野良ドリブラーがズバッと解決します!w

前述した通り、私の経験値を活かして、一休さんばりにひらめいた練習方法を実験的にやってみます。
それは…
私が プレッシャーをかけ続けてくる相手に対応するため に、よく使っていた 「逃げるボールタッチ」 。
これに 「逃げるダブルタッチ」 を組み込んでみよう! 大作戦決行!
ちなみに、私が実践していた 「逃げるボールタッチ」 は以下の様な感じ。(※右利きの場合)
- 軸足裏通し
- 左足アウトロール
- 右足でV字ターン
- 右足で引いて左足アウトサイド
相手は③で大体追うのを諦めますが、しつこい相手には④で対応可能です。細かい事を言えば、③は体の向きにに多少フェイントを入れます。相手の動き次第で④で小さくキックフェイントを入れる時もあります。
シンプルですが、理にかなっています。
小学生レベルなら、これだけ覚えるだけでもボールキープには十分対応できるはず!
つまりこの作戦は…
「ボールキープ」と「ダブルタッチ」 を 同時に覚れちゃう一石二鳥な大作戦なのです!
スペースにドリブルできるようになった長男に現状足りない 「半径2メートルのドリブルキープ術」 を身につけるには、これ以上ない練習法です♪

【ステップ1】実際に有効性を体験してもらう
とはいえ、長男は足裏を使ったボールタッチが苦手。苦手だと分かった記事はこちら♪
当然、中々やる気を出してくれません。
しかし、今回は違います!
苦手な練習に対してやる気を出してもらうために考案した方法が、見事に成功!
その方法とは…?
「実際にボールキープできることを体験してもらう!」
- まず、ゆっくり長男仕様の「逃げるボールタッチ」をやってもらう。
- その間、私がDFとしてゆっくり追いかける。
- すると、長男は自然と「ボールキープできる!」と実感!
この体験を通して、「あ、使える!」と理解できたんでしょうね。
さらにもう一つ、「意外と自分でも簡単にできそう!」と感じたのも大きなポイントだったかもしれません。

【ステップ2】習得しやすいよう2つに分けて練習
さて、体験してやる気を引き出したところで…
ここからが本番です!
「逃げるダブルタッチ」を取り入れながら、
簡単に習得できるよう”魔改造”した「逃げるボールタッチ」をご紹介します♪
まずは”長男仕様”に改造した「逃げるボールタッチ」は以下の通り。
【長男仕様・逃げるボールタッチ】
- クライフターン
- 左足アウトロール(相手に対して半身になるよう角度を調整)
- 右足でV字ターン
さあ、上記の長男仕様「逃げるボールタッチ」に「逃げるダブルタッチ」を組み込んでみる実験!
いよいよ開始ですぞー!

「逃げるダブルタッチ」を組み込んでみる!
長男仕様の 「逃げるボールタッチ」 に、「逃げるダブルタッチ」 を組み込みます。
初心者や子どもでも簡単にできるタッチですが、覚える数がそれなりにあるので、習得しやすいよう 2つに分ける ことにしました。
【1つ目】
- クライフターン
- 左足アウトロール(相手に対して半身になるよう角度調整)
- 右足から左へ 「逃げるダブルタッチ」
【2つ目】
- V字ターン
- 左足から右へ 「逃げるダブルタッチ」
この分け方なら、”左右両方のダブルタッチ”が自然に練習できます!
ちなみに、なぜこの組み合わせにしたのか?
私の得意なボールタッチに組み込んだのは、足元にボールが入りやすいから!
つまり、「逃げるダブルタッチ」との相性が抜群!
理由は以下の通り。
そんなわけで、さっそく特訓開始!!

「お?」

「お!?」

「おーーーー!?」
なんと!! 割とすんなりできる長男!
「あらー? いつもなら苦戦するのに!」

ドリブルでできることが増えてきたからか?
それとも、積み上げてきたポジティブな要素が、長男の中でじわじわと良い影響を与えているのか…?
とにかく、ネクストステ~ップ!w
【ステップ3】相手を付けて実践練習
スムーズに進行中!と思いきや、ここからが本番。
「できる」から「試合で使える」まで落とし込むのが、次の課題です!
ここで大事なのは、反復練習ではなく「実戦でどう使うか?」 を意識すること!
そんなわけで次のステップは… 対人形式での練習です!
ここまでやってきたことを今度はDFを入れて実践的に練習します。
DFは私。
ゆっくり追う事から始め、慣れたら徐々にスピードを上げていきます♪

「通常のスピード感」で対処できるようになれば習得完了です!

まとめ:習得後、実戦での検証!
いかがでしたか?
今回は「逃げるダブルタッチ」を習得してみようと考案した練習方法ですが、
なんと!!試合でも使うようになりました!
しかも、練習したやり方そのままに! これは驚き!!
「この組み合わせ、長男にドンピシャ!」
「逃げるダブルタッチ」だけでなく、「逃げるボールタッチ」も両方習得!
なんてこった!!イエーイ!
この記事でご紹介した通り、苦手なスキルも、何かを組み合わせて練習することで、苦手意識を分散させる方法もあります。
もし、お子さんのスキル習得で悩んでいるなら、ぜひ試してみてください!この記事が、読者のお子さんの成長につながったら嬉しいです!

また、中々親子練習してあげられない方に、オンラインサッカースクールという手もあります。スクールの内容に関しての記事はこちら♪
∖抜けるダブルタッチ習得はこちら♪/