サッカー小学生年代、上達のコツ【第46話】:声だしが苦手な長男
こんにちは!
前回のお話は、フットサル大会でMVPを受賞した記事をご紹介しました。長男がサッカーを始めてから初めての個人賞です。受賞したときのあの嬉しそうな顔は今でも忘れません…
ところで、我が家の長男のように「自己主張が苦手で、チームメイトやコーチにうまく意見を伝えられない」 というお子さんをお育ての親御さん…
そんな親御さんにとって”今から言う大人しい子あるある”は、もはや呪言かもしれませんのでご注意ください!
こ…
こ…
こ…
声出しができない!!!( ゚д゚)・:∴ゴフッ!!
本記事では、チーム内で良い流れができてきた長男が、あるコーチから「声出し」について指摘されたこと、そして当時、我が家がその課題にどう向き合ったのかをご紹介します。
さらに、その経験を通じて長男がどのように成長したのかも少しだけお見せしたいと思いますので、ぜひ最後までお読みください。
それではどうぞ!

「声が出せないと後々苦労する?」ボクサカ流の対策方法
ある日の練習後のことです。”担当コーチがお休み”だったため、別のコーチが練習を見てくれることになりました。
コーチが違えば、練習内容も少し変わるので面白いものです。 良し悪しはさておき、私はあまり気にしないタイプ。任せた以上はある程度は信頼して見守るのがマイルールです。 コーチも、親からいちいち細かく口を出されるより、自由に指導できるほうがやりやすいでしょうからね。

その日担当してくれたのは、とにかく元気なコーチ。照れ屋な長男にも気さくに接してくださり、子供たちから好かれやすい性格の方でした。
というわけで、ここでは「元気コーチ」と呼ぶことにします。
練習後、挨拶を終えて帰ろうとすると、「元気コーチ」に呼び止められる長男と私。

すみません、長男くんとパパ?ちょっといいですかー?

はい。なんでしょう?

長男くんちょっと元気がないですねー。声も出てないし…
”声出せないと後々苦労しますよ?”
声出せないと後々苦労しますよ?
声出せないと後々苦労しますよ?
せないと後々苦労しますよ?
後々苦労しますよ?
すよ?
よ?
………
「そんなこと分かっとるわゴラァァーーーー!!!(# ゚Д゚)」

「指摘してすぐできたら誰も苦労せんわ!!そもそも元気なくないし、どちらかと言えば活発な方ですぅぅ!まだ自信を付けてる最中なんですぅぅ!」
元気コーチ、基本的に良いコーチなんですが…ちょっと空気を読むのが苦手なようですw
臨時で指導してくれたのはありがたいのですが、良かれと思ってのこととはいえ、大して長男のことを知らないのに、いきなりこの指摘は…ねえ?奥さんw

まあ、しかしですよ?我が家のルールは「任せた以上、文句は言わない」なので…

はあ、そうですかー。いや、ほんとですねー!
こう答えましたが、内心ではこう思っていました。
「声を出せないと苦労すると指摘する以上、”声が出るように指導”できるんでしょうな?」

ただ指摘するだけで、”自己主張が苦手な子”が声を出せるようになりますか?そんな簡単なもんじゃありゃーしません!
もし、あなたのお子さんが「声出しが苦手で…」と悩んでいるなら分かるはず!声を指摘されただけで、すぐに出せるようになったでしょうか?
ボクサカ流の対策:まずは自信を付ける!
というわけで、すぐに声が出せない我が子に対して、わたしがとった作戦!
それは、まずは自信を付けてあげる事。そのための協力を惜しまない事です!

「なーんだそんなことか…」なんて思ったあなた!w
声出しが苦手な子にとって、声を出せるきっかけを作るのはそう簡単な事ではありません。「結局自信を付けることが一番近道だった」と後々感じていただけると、確信しています!
”自信=自己効力感”
自己効力感とは、簡単に言うと「自分ならできる」と思える感覚のことです。自己効力感が高い人は困難な課題にも前向きに挑戦し、粘り強く努力を続ける傾向があります。逆に、自己効力感が低いと、「どうせ無理だ」と思ってすぐに諦めたり、チャレンジ自体を避けてしまうことが多くなります。
声を出すことが苦手な子は、「恥ずかしい」「間違ったらどうしよう」「自分が声を出しても意味がないかも」といった不安を抱えていることが多いです。
しかし、自己効力感が高まると、以下のような変化が起こります。
プレーに自信がつく → 自然と周りに働きかけたくなる
- 例えば、ドリブルやパスの成功体験を積むことで、「自分はこのプレーができる!」と思えるようになる。
- 自分のプレーに自信があると、仲間にも「ここ空いてるよ!」「パスちょうだい!」と声をかけやすくなる。
チーム内での役割意識が芽生える → 声を出す意味を理解する
- 「自分の動きがチームに貢献している」と実感できると、仲間と連携したくなる。
- 連携には声が必要だと気づき、自然と「ここにいるよ!」と伝えるようになる。
試合経験を重ねる → 声を出さないと困る場面が増える
- 自信がつくことで試合に絡む機会が増えると、「声を出さないと状況が不利になる」ことを実感する。
- 例えば、味方が気づかずにスペースを空けてしまったとき、「こっち!」と声を出すことでプレーがスムーズになる経験をすると、自然と声が出るようになる。

長期的に見て「声を出せる子」に育てるために大事なこと
また、声を出せるようになるには「声を出すことを強制しない」ことが大事 です。
例えば、声が出せない子に 「もっと声を出せ!」 と指導しても、緊張して逆に委縮してしまいますよね?
焦らず、長期的な目で見守ってあげることが大切 です。
実力をつけて、調子に乗らせてしまえばいい!
元々主張が苦手な子なんですよ?大好きな サッカーくらい、調子に乗ったっていいじゃないですか!w

要するに自信がつけば、自然と「ん~…パスくれやー」と思うようになります。
それが、”声を出すきっかけ”になるんです。
自信を付けるには?
自信をつけるには、まず実力を伸ばすことが大切ですが、環境の影響も大きいものです。
例えば、今のチームで苦しんでいるなら、「自分が中心選手として活躍できそうなチームへ移籍する」というのも一つの選択肢です。

サッカーの成長には「環境」も大きく影響します。でも、今のチームで思うように活躍できなかったり、何を練習すればいいのかわからなかったりすると、不安になりますよね。
こんな悩みはありませんか?
- 「子どもにどんな練習をさせればいいかわからない…」
- 「親子での練習がマンネリ化してきた…」
- 「サッカーの専門的なアドバイスを受けたい!」
そんな親御さんやお子さんに向けて、オンラインで学べるサッカースクールがあります。
- 家でも試合で活きるように、良く考えられた練習メニュー
- 自己肯定感を挙げてくれるような指導!楽しみながらスキルアップできる!
- Zoomを使って、遠くの友達ができる!
「うちの子、もっと自信をつけてほしい!」 そんな想いをお持ちの方は、ぜひチェックしてみてください!
∖お家の中で上手くなれる!今なら無料体験実施中!/
また、我が家がこのスクールを、実際に体験した記事もご紹介しています。体験した記事はこちら♪
まとめ:成長した今どうなったか…
いかがでしたか?
声出しというのは、苦手な子にとっては本当に難しい問題だと思います。しかし、実力が付けば!自信が付けば!おのずとボールへの要求が出てきます。そういうものです。
さて、我が家では声はすぐには出せないと割り切って、なら実力を上げよう、自信を付けれるように協力しよう。「俺ならできる」を育てて、そこから自然に出せるようになろう。そんな計画でしたが、
数年後どうなったか…
まだまだ成長の余地はありますが、チームメイトに認められたことで、少しずつ声を出せるようになってきました!要求もできるようになり、自信もついてきています。何より、実力を磨くことに集中して成長した結果、チームメイトから自然と「長男に預けろ!」と言ってもらえることも多くなりました。
子どもの声出しに悩んでいる親御さん。性格を変えるのは中々難しいですが、視点を変えてみて下さい。短期的に結果を求めるより長期的に見てあげて下さい。長い目で見て結果的に声を出せるようになることを逆算して考えると、実力や技術にフォーカスした方が結局、近道だったりします。
あなたのお子さんならもっと早く声出しができるようになるかも!
