【自主練道具箱】コーン?マーカー?ポール?違いと使い方を徹底解説!親子で楽しくスキルアップ大作戦!
こんにちは!
「よし、今日は子どもとサッカーの練習だ!」
いざ始めてみると、ただボールを蹴り合うだけではなんだか物足りない…
そんな風に感じたことはありませんか?
私自身、昔は石ころや地面のシミ、芝のはげた部分を敵に見立てたり、空き缶をドリブルの障害物代わりに使ったりと、あれこれ工夫しながら練習していたものです(今思えば、苦肉の策だったかもしれません笑)。
でも、今ではコーンやマーカーコーン(ディスクコーン)、ポールといったおなじみの練習アイテムが手軽に手に入る時代。こうした道具が家にあると、練習の幅がぐんと広がりますし、なにより子どもたちのやる気も違ってきますよね。
「でも、コーンとマーカーって何が違うの?」
「ポールって、どんな練習に使うのが効果的なの?」
そんな風に、それぞれの道具の「個性」や「得意技」をイマイチ掴みきれずに、宝の持ち腐れになっちゃってる…なんていうご家庭も、もしかしたらあるかもしれませんね。
この記事では、それぞれが持つ素晴らしい特徴と、
それを活かした親子練習や自主練でのとっておきの使い方を、お伝えしていきます。
それではどうぞ!
まずは基本の「コーン(三角コーン)」!~大きな動きと“壁”を意識する練習の相棒~

さあ、まずご紹介するのは、サッカー練習のド定番!みんなお馴染みの「コーンくん」です。
円錐形で、ある程度の高さ(だいたい18cm~40cmくらいかな?)があるのが特徴ですよね。これがまた、色々な練習に使える万能選手なんですよ。
【コーンくんの得意技はコレだ!】
- ドリブル練習の頼れる障害物!
ジグザグドリブルや8の字ドリブル、あるいは相手DFを想定したドリブル練習の「壁」として大活躍!ある程度の高さがあるので、ボールだけでなく、体全体を使ってコーンくんをかわす意識が自然と芽生えます。親子で競争するのも楽しいですね。 - 即席ゴールの名手!
コーンくんを2つ置けば、あっという間に立派なミニゴールの完成!シュート練習はもちろん、ミニゲームだってすぐに始められます。 - エリア分けの分かりやすい目印!
「ここからここまではドリブルゾーンね!」「このコーンくんの内側でパス交換だよ!」みたいに、練習エリアを区切るのにも最適。視認性が高いので、小さなお子さんでも分かりやすいのが良いところです。 - アジリティ(俊敏性)トレーニングのスタート地点!
コーンくんを目印にして、ステップワークや方向転換の練習をするのも効果的。大きな動きを意識したアジリティトレーニングに向いています。
【ボクサカ的コーンくん活用術のポイント!】
コーンくんの「高さ」を活かして、ボールだけでなく体全体を使った大きな動きや、障害物をしっかりと意識したボールコントロールを養うのに最適です。相手DFをよりリアルにイメージしながら練習できるのが、コーンくんの良いところだと私は思います。
小さくても万能!「マーカーコーン(ディスクコーン/フラットマーカー)」~足元の技術と俊敏性を磨く小さな巨人~

続いて登場するのは、円盤状で高さが低い(だいたい5cmくらいかな?)、通称「マーカーコーン」や「ディスクコーン」、あるいは「フラットマーカー」とも呼ばれる、あの平べったい彼らです!一見地味に見えるかもしれませんが、これがまた、とんでもない実力者なんですよ。
【Mrマーカーの隠れた才能はコレだ!】
- 足元の“ちょこちょこ”ドリブル練習の最高のパートナー!
細かいボールタッチや、俊敏な動きを伴うドリブル練習のコース設定や目印として、これ以上の相棒はいません!高さが低いので、足が引っかかりにくく、より実戦に近い状況での足元のボールコントロール練習に最適です。 - アジリティとクイックネスのスピードスター養成ギプス!
細かいステップワーク、ラダーの代わりとして、あるいは素早い方向転換など、敏捷性を高めるトレーニングの目印として大活躍! - 正確無比なパスターゲット!
「あのMrマーカーとMrsマーカーの間にパスを通せるかな?」といった感じで、パスの正確性を高めるためのターゲットとしても使えます。グラウンダーのパス練習にはもってこいですね。 - どこでもコートクリエイター!
グラウンドにラインが引けない場所でも、ディスク・コーンを並べれば、あっという間にミニコートやグリッドが完成!石灰いらずの優れもの。
【ボクサカ先生的ディスク活用術のポイント!】
Mrマーカーコーンの穴の部分にボールを置いて「インフロントキック」の練習にも利用できますよ。
特に「インフロントキックのミート感覚(どこに足を入れるか)」や「蹴り足のフォームの理解」を身につけるのに役立ちます。この練習は「蹴る→当たらない→力む→フォーム崩れる」という初心者あるあるを防ぐためにとても有効です。フォームづくりの導入としてとてもおすすめです!
立ちはだかる壁!「ポール」でより実戦的な空間認識と対人スキルを鍛えよう!
最後にご紹介するのは、細長い棒状の、まさに「立ちはだかる壁」のような存在感を放つ「ポールパイセン」です!
地面に突き刺したり、専用のベースに立てて使ったりする、あの彼ですね。コーンやマーカーとはまた違った、より実戦的な練習を可能にしてくれる秘密兵器。
【ポールパイセンがもたらす試練と成長はコレだ!】
- 仮想DFとのリアルな駆け引き!ドリブル&アジリティ練習!
コーンくんよりも高さがあるので、相手選手をより立体的に、そしてリアルに意識したドリブル練習や、体全体を使ったターン、ステップワークの練習に最適です。 - まさに「そこにDFがいる!」ディフェンスの仮想練習!
実際の相手ディフェンダーを想定し、その脇をドリブルですり抜けたり、フェイントで動きをかわしたりする練習にピッタリ。ポールパイセンを「人」に見立てることで、試合中の対人スキルが磨かれます。 - シュートコースを限定!より実践的なシュート練習!
ゴール前にポールパイセンを数本設置し、それを避けてシュートする練習は、より実践的なシュートスキルを磨くのに効果的です。「あのパイセンの右側を通して、ゴールの左隅を狙え!」なんて、難易度の高い課題に挑戦するのも燃えますね。 - 即席ゴールやオフサイドラインの目印にも!
ポールパイセンを2本一組で使えば、簡易的なゴールにもなりますし、守備ラインを想定したオフサイドラインの意識付け練習にも活用できます。
【ボクサカ流ポールパイセン活用術のポイント!】
ポールパイセンの最大の強みは、その「高さ」と「立体感」!
これにより、視覚的な情報が多くなり、より試合中の状況に近い空間認識能力や、相手との距離感、そして瞬時の判断力が求められるトレーニングが可能になります。まさに、自主練を「実戦モード」に引き上げてくれる存在ですね。
コーン、マーカー、ポール、どう使い分ける?~ボクサカ流・合わせ技のすすめ~
ここまでそれぞれのマーカーたちの個性と得意技をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
もし、少しでも皆さんの練習のヒントになったなら嬉しいです。
ここで、さらに一歩進んだ活用術を伝授!それは…「合わせ技」です!
そう、これらのマーカーたちは、単独で使うのももちろん効果的ですが、組み合わせて使うことで、練習のバリエーションと効果は何倍にも、いや何十倍にも膨れ上がるんですよ!
例えば…
自主練でこんな本格的な練習できたら、それは最早サッカースクールやん(笑)
「どんなスキルを磨きたいのか?」という目的意識をしっかり持つことが大事になるのではないかなと思います。
そして、その目的に合わせて、それぞれのマーカーの特性を活かした配置や使い方を工夫すること。
親子で一緒に
「こんな練習コース作ってみようよ!」
「次はこうやってみたらどうかな?」
なんて、ワイワイ言いながら練習メニューを考える時間も、また最高のコミュニケーションになりますよ。

まとめ
マーカーたちの奥深い世界、楽しんでいただけましたでしょうか?
コーン、マーカーコーン(ディスクコーン)、そしてポール。それぞれに素晴らしい個性と得意技があって、私たちの自主練や親子練習を、もっともっと楽しく、そして効果的にしてくれる、まさに頼れる「相棒」たちなんです。
これらの素晴らしい道具を存分に活用して、サッカーの楽しさと奥深さを、もっともっと味わってほしいと心から願っています。
一番大切なのは、高価な道具をたくさん揃えることではありません。今あるものを工夫して使う知恵、そして何よりも親子で一緒に「楽しむ!」という気持ち。それが、お子さんの無限の可能性を引き出す、最高の魔法のスパイスなのですから。

次回へ続く!