【ボクサカのアトラス探訪!】モロッコが生んだドリブルの芸術家5傑!“アトラスの獅子”たちの華麗なる技巧と誇りに迫る!
こんにちは!
世界中のドリブラーたちを巡る旅、いよいよ灼熱の大地と情熱のフットボールが息づくアフリカ大陸へと足を踏み入れたいと思います。
その最初の国は、2022年ワールドカップで世界中を驚かせ、アフリカ勢初のベスト4という快挙を成し遂げた「アトラスの獅子」こと、モロッコです!
モロッコのサッカーと聞いて、皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか?
堅い守備と、鋭いカウンター。
そして、その攻撃の局面で見せる、まるでストリートサッカーから飛び出してきたかのような、自由で独創的なテクニックと、相手DFを手玉に取る華麗なドリブルを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
今回も、私が個人的にそのプレーに心を奪われ、「これぞサハラの魔術師!」と感嘆し、その華麗かつ予測不能なドリブルに何度も唸らされた、愛すべきモロッコのドリブルマスターたちを厳選して5人、ご紹介させていただきます。
それではどうぞ!
∖自主トレに最適なサッカートレーニングプログラム♪/
ハキム・ツィエク ~左足の魔法使い。ピッチを支配するエレガントなゲームメーカー~
まず最初にご紹介するのは、この選手をおいて現代モロッコサッカーの技巧は語れません!アヤックス、チェルシー、そしてガラタサライと、ヨーロッパのトップクラブでその才能を輝かせる「魔法使い」、ハキム・ツィエク選手です。
彼の左足から繰り出されるプレーは、まさに芸術品。
ツィエク選手のドリブルは、爆発的なスピードというよりは、相手の逆を突くタイミングと、ボールが足に吸い付くような繊細なボールコントロールが魅力です。右サイドからカットインして、魔法の左足で放つシュートや、DFの意表を突くスルーパスは、彼の代名詞。彼がボールを持った瞬間、何か特別なことが起こる、そんな期待感を抱かせてくれます。そのプレースタイルは、まさにピッチ上のコンダクター。
ソフィアン・ブファル ~ストリートの王様。予測不能な動きでDFを翻弄するトリックスター~
ワールドカップで、そのトリッキーなドリブルで世界中のDFを翻弄し、一躍その名を轟かせたのが、ソフィアン・ブファル選手です。
彼のプレーは、まさにストリートサッカーで培われたかのような、自由奔放で予測不能なドリブルが最大の武器。
ブファル選手のドリブルは、細かいボールタッチと、独特のリズム、そして相手を嘲笑うかのような大胆不敵なフェイントが特徴。DFにとっては、彼が次に何をしてくるのか全く読めず、非常に厄介な存在でしょう。そのプレーは、見ている私たちをワクワクさせてくれますね。彼のような選手がいると、チームの攻撃に意外性と創造性が生まれます。
アクラフ・ハキミ ~世界最高峰の攻撃的SB。サイドを爆走する超音速ドリブラー~
サイドバックというポジションながら、その驚異的な攻撃力でチームの大きな武器となっているのが、パリ・サンジェルマンで活躍するアクラフ・ハキミ選手です。
彼の持ち味は、なんといってもその世界最高峰のスピードと、右サイドを何度も駆け上がる無尽蔵のスタミナ、そしてそこから生まれるパワフルなドリブル突破です。
ハキミ選手のドリブルは、一度トップスピードに乗ると、もはや誰にも止められないほどの破壊力。DFを置き去りにし、深い位置から正確なクロスを上げるだけでなく、自らゴール前に切れ込んでフィニッシュに絡むこともできる。彼の存在は、現代サッカーにおいてサイドバックがいかに重要な攻撃的役割を担っているかを象徴しています。
4. アデル・ターラブト ~“悪魔の才能”を持つ天才。予測不能なプレーで魅了したファンタジスタ~
ACミランやQPRなどでプレーし、その圧倒的な才能から「天才」とも「悪童」とも呼ばれたファンタジスタ、アデル・ターラブト選手。
彼のプレーは、まさに予測不能。ボールを持った瞬間に、誰もが思いもつかないような創造性あふれるドリブルやパスで、観客を魅了しました。
ターラブト選手のドリブルは、技術の高さはもちろんのこと、その大胆不敵な精神から生まれるものでした。DF数人に囲まれても、平然と股抜きを狙ったり、トリッキーなフェイントで置き去りにしたり。そのプレーは、時にムラがあることもありましたが、ハマった時の輝きはまさにワールドクラス。彼のような選手がいるからこそ、サッカーは面白いのだと、改めて感じさせてくれます。

アゼディン・ウナヒ ~ピッチを舞う蝶。エレガントなボール運びで中盤を支配する新星~
ワールドカップで、そのエレガントなボールタッチと、相手のプレスをスルスルとかわしていく滑らかなドリブルで、一躍世界の注目を集めたのが、MFのアゼディン・ウナヒ選手です。
彼のプレーは、まるでピッチを舞う蝶のよう。
ウナヒ選手のドリブルは、力強さよりも、技術とセンス、そしてサッカーIQの高さが光ります。相手のプレッシャーをいなしながらボールを運び、攻撃の起点となる。その落ち着き払ったプレーぶりは、とても若い選手とは思えません。彼の台頭は、モロッコサッカーの育成年代のレベルの高さを証明していますね。
まとめ
さて、今回はアトラスの獅子たちが躍動する国、モロッコが生んだドリブルの芸術家たち5名をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
- ハキム・ツィエクの左足の魔法
- ソフィアン・ブファルのストリート仕込みのトリック
- アクラフ・ハキミの超音速の突破力
- アデル・ターラブトの予測不能な天才性
- アゼディン・ウナヒの蝶のように舞うエレガンス。
彼らのプレースタイルは実に多彩ですが、その根底には北アフリカの選手らしい繊細なボールタッチと、ヨーロッパのトップレベルで戦うための戦術眼、そして「アトラスの獅子」としての誇りが共通して流れているように感じます。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
皆さんの心にも、アトラスの獅子のような、誇り高く、そして華麗な魂が宿りますように!
次回へ続く!