サッカー小学生年代、上達のコツ【第40話】:ドリブルのターンを練習
こんにちは!
前回は、「マーカーコーンを使って反射神経のトレーニング」を親子で楽しく行う記事をご紹介しました。
今回は、ターンの練習をご紹介します。
実は、この時期上手い子の間でマルセイユルーレットが流行っていましたが、長男はできませんでした。そこで唯一インアウトが得意な長男に「インサイド」と「アウトサイド」のターンの練習をしてみることに。
結果的にチームメイトの中でもターンが得意な選手になる事ができました!
それではどうぞ!

コーンを使ってインサイドとアウトサイドターン
以前ご紹介した「ジグザグドリブル」の応用です。ジグザグドリブルの記事はこちら。

マーカーコーンでも、三角コーンでもどちらでも良いですが、少し角度をつけて配置して下さい。以下に2通りのやり方を説明します。
- マーカーコーンの”外側”をターンで回りながら進む
- 黄色のコーンの間まで来たらシュート
- マーカーコーンの”手前”で鋭くターンしながら進む
- 黄色のコーンの間まで来たらシュート
「インサイド」と「アウトサイド」でそれぞれ行います。
~~~実戦向きなアウトサイドターン~~~
ドリブルが上手な選手のプレー動画なんかを見てると、「アウトサイドターン」が得意な選手が多い印象があります。そこでターンが上手な選手に「アウトサイドターン」が好まれる理由をご紹介します。
「インサイドターン」と上手く併用して、ターンマスターになりましょう♪
【因みなお話】:「アウトサイド」でボールを扱うことが得意な選手は、自然と体の前にボールが位置するため背筋が伸び視野が広く確保できるので、次のプレーを見据えた判断をしやすいのに対して、「インサイド」でボールを扱うことが得意な選手は、自然と足元にボールが入るため、視野は狭くなりがちですが、狭いスペースでのボール保持や細かい技術が得意な選手が多い印象。ポジションや本人の特徴に応じて適切に使えるようになったら良いですね♪
ついでに、相手の重心を自分から崩しに行く練習を取り入れてみる
上で張り付けた図の黄色のコーンの位置にDF(親)が入ります。ジグザグドリブルでもターンでも良いですがターンの記事なのでターンしながら進みましょう。やり方は以下のような感じ。
- 上で紹介したターンをしながら進む
- プレーヤーはDF(親)の位置まで来たら(図では黄色コーンの位置)、「フェイント」を入れる
- DF側は少々大袈裟に引っかかるフリをする
- プレーヤーは、引っかかったのを視覚で確認して逆に進む(関節視野でも良い)
- シュート
フェイントは何でも良いですが、「一番本人が良く使うフェイント」が良いと思います。長男の場合は、ボディフェイントでした。少々、大袈裟に引っかかる事で「相手の重心の変化を見て逆を突く」感覚を早く掴めるようにすることが狙いです。
最終的に、フェイントに対して「ゴールキーパー」のごとく引っかかれば、子供は「キャッキャ♪」笑って喜ぶでしょう!

※応用として、「1度目のフェイント」はあえて引っかからず、「2度目のフェイント」で引っかかるとか工夫すると、より実践で役立つ練習になります。
慣れてきたら対人でターン練習する

慣れてきたら人を使って練習していきましょう。
ターンの練習なので、DF側は必ず真後ろや正面からではなく、なるべく”角度”をつけて奪いに行って下さい。DFと並走する形にしても良いかも知れません。様々な角度や状況を想定して行いましょう。
- DF側は、真後ろや真正面からではなく、必ず斜めから入る(DFと並走する形からでも良い)
- プレーヤーはターンしていなす
- DF側はターンされてもしつこく食らいつく
- シュートまで出来たら勝ち
ターンでいなした後に、DFの肩や背中を”腕で押さえる”と、DFは振り返るのが難しくなります。また、ターン後の瞬間的な加速にも使えます。
まとめ
いかがでしたか?
この練習で、長男は特に「アウトサイドターン」が得意になりました。ターンを覚えるとプレーの幅が広がるだけでなくサッカーがより楽しくなるので、ぜひ親子で楽しんで習得しましょう!
また、「自分から相手の重心を崩しに行く練習」では、現状自分が得意なドリブルから派生させ、色々なスキル習得に広げることが出来たので、後々その際のお話もご紹介します。

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