サッカー小学生年代、上達のコツ【第27話】:子供が上手くなる親の関わり方
こんにちは!
前回は、「長男より次男なのか?」というお話をご紹介しました。記事はこちら。
ところで、子供のサッカーで”良い親の関わり方”ってなんだと思いますか?
もしかしたら、当時の私のように子供のサッカーに対して親の関わり方に苦しんでいませんか?
ネットで調べても、綺麗ごとばかりで「そうじゃないんだよなー…」なんて感想抱いてませんか?
今回のお話は、私自身が反省を経て決意し、行動を積み重ねてきた経験からたどり着いた「子どもが上手く成長するための親の関わり方」についてご紹介します。
それではどうぞ!
ぱんだ兄弟オンラインサッカースクール体験参加子供のサッカーが上手くなる親の関わり方とは
私が考える、子供が上手になる親の関わり方は、
「ズバリ!その子の性格によるでしょう!」オイ…
半分冗談ですが、半分本当です。
その理由と、私なりの親の関わり方を以下の記事からご紹介していきます。
子供のサッカーが上手くなる親の関わり方【その1】:情報に強くなる
”上手くなるという基準”で言うと、一般的に子供の自信を奪ってしまう位うるさいパパさんでも、某J下部チームに入団したお子さんいたんですよ。
何故うるさいパパさんの子供がJ下部に入団するまでになれたのか…
その理由は、
- 親が情報に強い
- 子供が親に言い返せるくらい気が強い
- 子供自身に向上心や上昇志向が強い
子供自身に元々、向上心や上昇志向があれば心配ないですがこんな子は少ないです。稀な例と言っても良いでしょう!
しかし、子供のために親が情報に強くなっておくという点は、中学や高校、その後の進路を考える上で非常に重要です! 我が家はこれが足りなかったので…
意識が高い親御さん、周りに”一人二人”はいるはずです。そういう方と仲良くなっておくと、後々役立つ情報を教えてくれたりするので、「熱心やなー」と、変に距離を置かずに交流を持っておくと良いです。
子供のサッカーが上手くなる親の関わり方【その2】:否定しない事と褒める事は当たり前
”否定しない事と褒める事。”こんなことは当たり前。記事にする必要がないくらい基本的すぎる関わり方ですよね?そこで私が、否定しない事と褒める事をさらにアレンジした声掛けをご紹介します。
子供が”常にポジティブでいられる様な声掛け”をしましょう!
試合後に子供がネガティブな言葉を発したら、良かったプレーを言って頭を切り替えさせる
具体的に言うと例えば、試合や大会でいつも通りの調子が出せなかったり、ミスをしてしまったりした後、車の中で次のようなネガティブな発言を口にしたことはありませんか?それに対して私が返した言葉も合わせてご紹介します。
今日、ドリブル調子悪かった…
そう?
でも、”キックはいつもより良かったよ?”
今日、ミスして点取られた…
それだけチャレンジしたってことだろ?
(ミスして点取られても)
”2点取れる選手”を目指せばいいじゃん?”
これにより、以下の様なマインドセットに切り替えることができる様になります。
- 失敗を成長の一部と捉える:ミスを恐れず、そこから学ぶ意識が育まれます。
- 全体的な自己評価:一部の失敗に囚われず、他の良い部分にも目を向けるようになります。
- 挑戦を恐れない:リスクを恐れず、積極的にチャレンジする姿勢が生まれます。。
- 自己肯定感と楽観的な姿勢:前向きに自己評価し、失敗にくじけず努力を続けられます。
要するにネガティブな思考をポジティブな思考に切り替える声掛け。常にポジティブにいられるメンタル作りに役立つように意識してサポートしていました。
その証拠に、上で上げた2つの事例とも長男の反応は
確かに!!
だったんです♪
心理学では、”強化学習”と”ポジティブフレーミング”という効果があり、行動の習慣化や自己成長を促すために、組み合わせて使うと効果的です。
子供のサッカーが上手くなる親の関わり方【その3】:課題の解決は、決めつけで教えない
個人戦術において、
「こういう時はこうだろ!」
お子さんの試合でのプレーに対して”決めつけて”言ってしまった事ありませんか?
考えてみて下さい。
あなたが考えている”こういう時”と全く同じシチュエーション、試合中そう何度もあるでしょうか?サッカーは複雑な要因が絡み合う競技。ザっと上げるだけでも以下の様な様々な要因があります。
- 周囲の相手の人数
- 相手の位置
- 自分の立ち位置(自陣か敵陣か)
- 試合の状況(負けているか勝っているか)
- チームの戦術と自分の役割
- 試合中の体力やコンディション
- 天候やピッチの状態
- 味方の動きや位置
- 試合時間
- 相手の特徴や戦術
- 自分の技術や経験
上記の要因が複雑に絡み合うため、「こういう時はこうすべき」という単純な指示ではなく、状況に応じた柔軟な判断が必要です。
サッカーってオモシレーですよね?w
個人技と個人戦術は、どちらも個々の選手に関する要素ですが、それぞれの意味には違いがあります。
持っている個人技をいつどこで使うのか。個人戦術を育てるためには、経験値が必要です。
経験値は、親が教えることができないので決めつけば厳禁。例え正解をご自分の中で持っていたとしても、子供自身で正解に行きつく方が身に付きます。
課題に対して、選択肢の1つとして提示してあげる
とはいえ、「○○が身についたら上達するのに!」と思うケースもありますよね。この場合、決めつけるのではなく、もっと確かな方法があります。
例えば、「こういう選択肢もあるよ?」と伝えることで、プレーの“選択肢の一つ”として子どもに提案することができます。すると、子どもの中でプレーの選択肢が広がり、自然とその中に新しい選択肢が加わります。
その結果、成功体験を得られたとき、子どもの脳は「自分で選んだ」と認識するため、習得が早くなります。
「○○ができたらもっと上手くなれるのにな」と感じているなら、ぜひ試してみてください!
子供のサッカーが上手くなる親の関わり方【その4】:やらせる自主練はさせない。やるなら一緒に楽しく!
前の記事でもご紹介しましたが、宿題のようにしてただ”やらせる自主練”はあまり身に付きません。やらせるボールタッチ練習の記事はこちら
特に、ドリル系の練習やコーンを使ったコツコツ系の練習。身に付くのに時間がかかる練習は、子供は続きにくいので楽しくできる工夫が必要です。
具体的には、これからご紹介する予定ですが、オンラインでもネットで繋がった友達と楽しくできるサービスが今の時代あるんですよ!知ってました?有名なサッカー系ユーチューバーさんが運営しているサービスなためお子さんも喜ぶでしょう!
”無料で体験”できるので試して損はないです!
∖何かを変えるなら、今がその時!/
子供のサッカーが上手くなる親の関わり方【その5】:自分でPDCAサイクルを回せる様に意識した声掛け
サッカーで子供が成長するには、練習や試合をただ繰り返すだけでなく、常に自分で「PDCAサイクル」を回し、次に活かすことが大切です。
PDCAとは、
「Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)」
上記の略称です。
仕事や勉強だけでなくスポーツにおいても効果的な考え方で、このサイクルを子供が自ら意識して回せるようにサポートしていくことが、上達への近道となります。
ここでは、子供がPDCAサイクルを意識して実行できるようになるための親の声掛けやサポートについてご紹介します。
きっかけとして、思いついた事は絶対に実行して終わる
ジュニア期は、自分でサッカーのPDCAサイクルを回せるようになるきっかけづくりとして
「思いついた事は、例え試合中であろうと絶対に試す」
これは、本人に何度も言ってきました。
- こうしたらどうなるだろう?
- 最近○○の技を覚えたけど、ここで使ってみたらどうなるんだろう?
- コーチは○○と言うけど、僕はこうしてみたい!
上記の「○○したらどうなるんだろう?」という疑問に対してその日のうちに試す事。
育成年代は失敗から学ぶ方が上達します。
私達親子の経験談として、以下のような事例をご紹介しましょう!話の前提として、当時コーチから、ドリブルは評価されつつも”キック精度が課題”と言われていました。
ドリブルすごく良くなってるやん!
キック精度がついたら、もはや最強じゃね?
確かに!
数週間後…
パパ?今日、友達とさー?
学校のグラウンドで”コーナーキックの練習”したんだよね。
ほう♪で、どうだったん?
友達に協力してもらって、色んな蹴り方してみた♪なんか上手くなった気がするわ♪
スゴイじゃん!どんどん試していこうぜ!?
協力してくれた友達も上達すると良いな♪
こんな感じ。
コツは、「ここがダメだ」と、ネガティブな言い方で課題を提示するのではなく、ポジティブに変換し、「○○できたら、さらにすごくなれる」と本人に認識させる事です。
子供のサッカーが上手くなる親の関わり方【その6】:口を出すなら自分もプレーヤーになろう
私は”口を出す”ことについては否定的ではありません。口出しについての詳しい記事はこちら
当然、お子さんのプレーを否定して傷つけてしまったり、自信を喪失させるような口出しはNGですが、親のポジティブな口出しが、お子さんのサッカーにプラスになれば、親子のコミュニケーションの1つとしてアリです!
ただし、口出しするならプレーについての知識や経験値が必要。
自分もプレーヤーになる事で、現役にしかわからない感覚もお子さんと共有できるのでおススメです!
まとめ
「技術的にも心理的にも子供の成長をサポートするにはどうしたらいいんだろう…」
この記事のお話の後、深く反省し思考錯誤していった結果、気付いたら上に記した関わり方になってました。心理学の書籍を読んで子供との接し方の参考にするのも良いと思います。
子供のサッカーは、当然ですが未熟な部分がいくつもあります。だからこそ成長を一番近くで見れる事が親の特権であり楽しみの一つですよね?親の関わり方ひとつで、子供が楽しく上達出来る手助けができるので、この記事がそのお役に立てたなら幸いです。